From Days


1995冬
大きな震えによって
目を覚ます
地下に悪夢が撒かれて
意識が冴える
灰色の冬は
来るべき祭りへの序章

SEIKO
河岸を変えた
孤独な航海
出発はパリ?
どこへもいけなかった
行き先はアメリカ?
どこから来たのだろう
はじまりはとまどい
しだいになれていく
故郷の慣習に
新たな文化の融合
待っているのはSEIKO
いや
そううまくはいかないさ

サクラと桜
一年で
一度だけ嘘が許される
そんな日がある
一年で
わずかな期間咲き誇る
そんな花がある
サクラと桜

たくらみ
デジタルなたくらみは
摩天楼に霞み
赤い血のたくらみは
たばこのけむりに
一つの痕を残した

オムレツ戦争
オムレツと
ロールキャベツは
どっちが強い?
チーズケーキと
洋梨のタルトは
どっちがやさしい?
赤ワインと
白ワインは
どっちが泣き虫?

Presents
時計は
まだ時を刻んでいますか
写真は
まだ色褪せていませんか
思い出は
まだ増え続けていますか
すべては
まだタイムマシーンですか

Eternal winter
寒く長い冬も
終わりは近いが
言葉の暖炉で
身も心も暖かい
この時が永遠でも
悪くない

Alive? I Love?
言葉を交わし
約束を重ね
声にもだえ
口唇を知り
体に溺れ
歌に酔い
アイは止まらず
そこは
終わりのはじまり
遠く離れ
明日は見えない
Alive? I Love?

さみしさといとしさ
どうして幸福は
同じだけの絶望も連れてくるのだろう
それも
決まってちょっと遅れて


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