2006.2.17(Fri)
のこる1社はあきらめて,届いた添削を反映させて提出版を完成させ,提出した.そしてプロジェクトの詰め.ひとまず一度今日中にボスに送ろうとがんばる.
そして夕方5時すぎだったか.携帯電話が鳴った.日本にいる妹から.この日記には書いていなかったが,実は母が日本で入院している.その容態が急変して今病院に向かっているとのこと.昨日の家族からのメールでは,元気になってきたとあった.元気だったんだから大丈夫だと無根拠に励まして電話を切る.すぐ妻に一報を入れる.どんな状況であれ,仕事を早く終わらせようとするも,なかなかうまくいかない.そして再び電話が鳴った.こんどは父からだった.電話の奥で妹が号泣するのが聞こえた.
内容的に不十分だが,なんとか形にだけして,もろもろの後始末をして,書くべきところにメールをして,提出した論文をプリントアウトして,家に帰った.そこから,急ぎ日本に帰るチケットを取るべくANA,JAL,UAに電話をした.ANAは,ワシントンDCからなら日本へ帰る便があるが,ボストンからワシントンDCまでが取れないと言う.JALは電話するも繋がらない.最後にUAに電話すると,ワシントンDCへはおろか,ボストンからどの都市へ向かう便も,明日からの3日間は全て満席とのこと.明日からはアメリカは3連休なのだ....
NYまでなら車でも行けると考えて,もう一度ANAにかけなおした.NY発はないかと.そしてあいにくなかった....翌日はないが,その次ならある.もうそれしかない.それを買った.NYへは車で行こうと妻に告げると,そんな状態で運転は危ないからやめてほしいと言う.いろいろ言い合ったが,結局電車でNYまで行き,一泊することになった.ボストンは遠い.朝一の電車では朝一便だけの日本行きに間に合う時間にNYへはつけないのだ.
結果として,妻の判断は正しかった.ここから暦的に丸3日かかった日本行きの間に,僕は手足をいろんなところにぶつけることとなる.この状態で運転していたら,きっと日本に帰れなかった.
夜寝る前,母を良く知る僕の友人たちにメールを打つ.ラボの同僚Lが,慰めのメールをくれていた.