|
「おっぱいが小さいのも，またいいものだよ」 (恵達） 小さいおっぱいが好きである． |
|
 まず，西田尚美演じる奈々子がとてもいい．すごくかわいい．奈々子は，お酒もタバコも知ってるおねぼうさん．素直で人を惹きつける雰囲気をもっていて，そばにいたら恋人なり奥さんにしたいなと思わせる女の子．そんな素敵な25歳を西田尚美（実年齢27）は好演してる．演技はかなり上手い．完全にファンになった．4月に遊◎機械の芝居に出るようなので観に行こうと思う．過去の映画出演作もチェックしようと思う．
そしてもっといいのが，沖縄民謡の大御所登川誠仁演じる恵達おじぃ．年上女房の愛してやまないナビィがサンラーに恋をしても，そうなることはわかっていたとばかりに黙っていて，（何も知らない）福之助に「女の人は，最初の人を忘れられないからね」と語りかけたりする．普段の会話に米軍基地仕込みの英語が混じったり，いつも手にしている三線で沖縄民謡の替え歌を歌ったりと，いい味出してます． |
 全編に流れる琉球民謡とケルト民謡も，この映画の見どころ（聞きどころ）．登川誠仁を始めとする本物の音楽家がパフォーマンスしてます．すごく気持ちが楽に，そして元気になります．プロの仕事は，ジャンルによらず，すばらしい．
テーマ曲は，「ピアノ・レッスン」で有名なマイケル・ナイマン．こちらのファンも要注目． |
| 役者と音楽．この二つが僕を惹きつけたのだが，もう1つじわじわ僕を惹きつける要素がある．それは，この映画が描く女性の恋心．「女って，愛されるより自分で愛した男の方を選びたいの」（パンフの評論文より）という真実が，心を少し，ぎゅっと，つかむ．女だけじゃなく男だってそうさ，という気持ちもある．そして，女が愛した男を選ぶことを，静かに見つめる深みを持ちたいものだと，思った． |
|
|
「ナビィの恋」は，79歳のナビィ（平良とみ）と，25歳の孫娘：奈々子（西田尚美）の2つの恋物語である．ナビィは恵達という旦那と平和に暮らしていたのだが，若いころに別れさせられたサンラーとの再会で，恋心に火がついてしまう．一方，奈々子も恵達が連れてきた風来坊の福之助（村上淳）と出会って，少し気になりだす．しかし，村の名士達がサンラーを追い出そうと騒ぎ立て，奈々子には占い師が幼馴染と結婚するようにとせまる．どうするナビィ，どうする奈々子．