そして配役が絶妙．映画が終わって見て，「ああ，なんていい配役だったんだろう」と思う．主な役者は，（製作総指揮も兼ねる）ケビン・ベーコン，マット・ディロン，ネーブ・キャンベル，デニース・リチャーズの４人．中でも一押しは私好みの知的不良悪女を演じるネーブ・キャンベル（「スクリーム」等出演）．惚れました．お色気系はイライザ風お嬢様悪女を演じるデニース・リチャーズ（「スターシップ・トゥルーパーズ」出演）が楽しませてくれます．女性陣にもマット・ディロンのセクシーさはオススメ．

展開される話は，金が絡み．セックスが絡み，犯罪が絡み，ドラッグが絡み，人間の業が絡む．かなり悪趣味でふしだらなのに，とても気に入ってしまう．エンドマーク後には謎解きシーンまでもが登場して，さらにうれしい．

パンフレットに載っている北川れい子の解説によれば，これは「『太陽がいっぱい』の大胆不敵なカジュアル版」らしい．是非見比べてみようと思う．

「何か映画でも見ようかー」という展開から，いくつかあった作品（アルマゲドン・ユーガットメール・ジョーブラック・メリーに首ったけ・レミゼラブル）を押しのけてチョイスしたのだが，「なんていい直感だったんだ！」とこっそりうれしくなった，そんな映画でした．

いいです．かなりいけてます．